共栄木材の
焼杉

美杉（みすぎ）とは、素焼した後、表面の炭をブラシで落とした焼杉です。冬目部分の焼き跡が残り、夏目部分は当初深い焦げ茶色となります。京都の街並みなどでよく使われます。杉の冬目を黒い焼き色で強調しています。炭が手に付きにくい反面、表面の経年劣化が起きやすい面もあります。

素焼。焼いて表面を炭化させることによって、板の表面劣化を遅らせようとして考えられた、古来よりある焼杉です。表面の炭は紫外線劣化せず建物の表情を守りますが、雨風により時間をかけて表面の炭は徐々に剥落します。表面の炭が手につくのが気になりますが、長く美感を保ちます。

クロに水性アクリル樹脂系のクリア塗料を塗布し乾燥させることで、表面の炭の凝固を促した商品です。アクリル樹脂が表面の炭の小さな空隙に水と共に入り込み凝固することで、表面の炭が手にも着き難く、施工も容易になります。見た目の焼杉自体の風合いは、クロとほぼ変わりません。

焼杉表面の炭をブラシで落とした後、黒色の塗料を塗布したものです。焼杉のイメージを保ったまま、施工性を良くし、見た目の経年変化をできるだけ少なくする為に開発しました。塗料は艶消としているために、表面のテカリはほぼありません。焼杉の風合いを残しつつ、耐候性を高めています。